中身なんて気にしない
「んー、じゃあさ」
道ばたの壁に俊先輩が私を押し付けた。
「俺の性格、好きになれる? 」
「・・・性格ってどうでもいいから」
ほんとのことだった。
本当に性格なんてどうでもよかった。
男は見た目が命でしょ?
「俺はお前の性格も好き。」
今顔っていったじゃん
「今好きになった。」
あぁ、だめだこいつ
めんどくさい
「・・・別れる。」
「ハァ?」
「めんどいし もういい じゃあね バイバイ」