先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「メールしたのは、私よ。単刀直入に言うわ。 城から手を引きなさい。そうすれば、ビデオテープは、処分してあげる。」


 羚音は、男たちの雇い主と対峙していた。


「手荒なマネしてごめんなさい。でも…あなたが悪いのよ。
 人のモノに手を出して揚げ句彼の教師生命すら脅かした。」


 綾は、正当性のある言葉を羚音に向ける。


「…先生が好きなんです。」


 羚音は、泪を流して訴えた。


「許さないわ。ビデオテープを闇に売られてもいいの?」


 綾は、脅す。


  
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