先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「煩い、ジジイ!避けろっ!!」


 聖は、言って遅いかかる。


「お爺さんっ!!」


「「お嬢さんっ!!」」


 老夫婦は、叫ぶ。


「あっ…逃げて……」


 羚音は、言って倒れる。


「お爺さんっ、早く!!」


 老夫婦は、逃げて行く。
 しかし…逃げたのでは、無い。助けを呼びに行ったのだ。

 振り向くと少女が引きずられて行く。



「羚音…誰も助けてくれないぞ。」


 聖は、ベッドに寝かせた羚音に囁く。


「……イヤよ。」


「羚音…お前は、俺のモノ。」


  
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