先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「葉守見…大丈夫か?」


「ご心配なく。」


 羚音は、言って列に戻る。



 羚音たち一年生は、親睦を深める為の3泊4日のキャンプに来ていた。

 羚音は、棗とよく一緒に居るため彼に想いを寄せるクラスの女子リーダーに嫌がらせを受け始めていた。


「お昼から自由時間よ。楽しみね。」


 まいの取り巻きは、言って笑う。


「(棗さんの隣は、私よ。)」


 まいは、ずっと棗を追いかけていた。しかし…高校に進学すると邪魔な女を見つけた。

 それは、外部生で棗のイトコと噂が流れた・羚音だった。


  
< 53 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop