先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「心配かけてすみません。」


 城は、言って部屋を出た。



「葉守見さん、お迎え来てるわよ。」


 目を覚ますと保健医が声をかけてくる。


「解りました。」


 羚音が荷物を持って玄関に向かうと母が居た。


「羚音、行きましょう。」


「はい。」


 羚音は、車に乗り込んだ。


「香取先生、担任を続けたいなら…犯人を探して下さい。」


 走ってやって来た城に言い付けて椎は、車に乗った。


「…犯人か………」


 城は、頭を抱える。


 『愛してる』と言えるだろうか…この想いは……


  
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