先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「【はぁ?】」


「蒼。これは、大変な事態よ!私は、婚約者よ。城の好きな人探して。」


 綾は、無茶苦茶な事を城の兄に頼んだ。


「【綾ちゃん…無理強いは、良くない。】」


「でも……」


「【綾ちゃん…待ってあげて下さい。】」


 蒼は、電話を切った。


「困りましたね。」


 蒼は、ため息をついた。

 弟は、真面目で自分に気を遣うとてもいいヤツ。
 蒼は、二人だけの兄弟として大切にしていた。

 しかし…女生徒との交際疑惑の電話で最近は、落ち込む事が多かった。


  
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