先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「…ごめんなさい。」


 羚音は、謝る。


「もっとあるだろう!」


「あっ、やめてください!」


 カバンの中を無理矢理見られる。


「煩い!」


 父親は、言って羚音のカバンを漁る。


「あるじゃないか!」


「やめて、それはっ!!」


 声を荒げて父親の腕を掴んでしまった。


「煩いっ、またカラダ売って来い!」


 父親は、言って羚音を突き飛ばす。


「あっ!」


 羚音は、床に倒れる。


「待って…それは……」


 羚音が言うが父親は、封筒を持って出かけてしまった。

 羚音は、泪を流した。


  
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