初恋の相手はキミでした。
「そっか…、うん。先輩と釣り合うような女になれるように頑張るっ!」
「頑張り♪あ、でもヤンキーにはなったらアカンでっ」
「ならへんもん!あははっ」
「あ、もうすぐ昼休み終わりやし戻ろっ」
あたし達は、ほぼ毎日先輩達と遊んだ。
先輩の友達の年上の人たちと喋るのはなかなか馴れなかったけど、今はお兄ちゃんやお姉ちゃんみたいな感じで居心地が良い。
他中との絡みも新鮮だった。
先輩は門限のあるあたしを心配して、毎回早めに家に送ってくれた。
先輩にしたらこんな時間、まだ遅くもなんともないのにね。
「先輩…いっつもごめんね。先輩もっと夜遅くまで遊べるのにあたしが門限厳しいから…」
「そんなん気にせんでええよ。俺、絢華と付き合ってからめっちゃ規則正しい生活送れてるし!最近遅刻少ないねんで!!」