初恋の相手はキミでした。


「椎名さんっ!ごめん、大丈夫?」



どうやら神崎に目を奪われてるうちに思い切り人とぶつかってこけちゃったみたい…。



「え、あっごめん!ぼーっとしてたみたい!」



そう言って立とうとすると…



「痛っ……」



右足に激痛が走る。


「絢華!?」



「どうした、椎名」


担任が駆け寄る。



「腫れてるなあ…保健室行って来い。おお、神崎!ぉ前仲良いだろ、連れてってやって」



「はっ!俺?」



「じゃあよろしく!椎名の分は誰か入っといて」



そう言って先生は消えて行ってしまった。


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