いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
久世玲人は立ち上がり、孤立している私に近付いて来た。

こ、こっち来なくていいから早く否定してよ…!!

お願いだから!!


しかし、そんな私の必死の願いもむなしく、久世玲人は私をかばうかのように前に立ち、サエコに向いた。


「お前の言う通り、俺はコイツと付き合ってる。分かったらもう帰れ」



久世玲人のその言葉に、クラス中がしーんと静まりかえった。
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