いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
学校一有名なグループであるこの輪の中にいるなんて…。

自分の今の状況が不思議で、そして、イヤでたまらない。



彼らの相手をすることはできないので、久世玲人の隣に小さくなって座っていた。


早く帰りたい…早く帰りたい…。


その言葉ばかりが頭の中をかけめぐる。


「でもさー玲人。同じ学校では面倒だから彼女作んねぇって言ってたのに、どういう心境の変化?」

「いない方が面倒だって気付いた」

「へぇー」


そんな会話が繰り広げられ、私は居心地が悪くてたまらない。


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