同居から始まる恋もある!?
「女の子に面白いって、多分全然褒め言葉にならないよ」
「そう?」
別段興味もなさそうで、とぼけたような返事をして、カレーを頬張っている。
「美帆、彼氏いないって」
「ふうん」
「芹生も彼女いないんでしょ」
「いないよ」
「だったらさ……」
そこまで言ったところで、それまで下を向いていた視線がゆっくりと持ちあげられた。
冷めたような瞳に、思わず息を呑んだ。
けど、凍りつくような色はすぐに芹生の浮かべた笑みに隠された。
芹生には、時折見え隠れする顔がある。
それは7年振りにこうして同じ空間で暮らして、初めて知ったことだ。