1ast present
Hello prince

ぬいぐるみ


あたしたちが出会ったのは
ちょうど一年前。

五月の末
日が暮れてきたころだった…


「あっつ〜…
今日まぢで気温ヤバいよ」
「ホンマ、五月でコレじゃ
夏生きられないよねー」

あたしは早紀。
この時、高校一年生。
特技スポーツ、それから寝ること。
趣味はdance。
どこにでも居て、友達も多いごく普通のJK。

「あぁ〜もう化粧落ちるっ」
「由佳ウォータープルーフじゃないん?」

「あたし早紀みたいに金ないも〜ん」
「や、あたしも金ないよぉ」

中途半端なギャル。

「あっ、てかさ早紀」
「何?」
「そろそろ男欲しくない?」
「え〜?えぇよ彼氏は。
今は居なくても楽しいし
楽だし必要ないし」

彼氏いない歴約一年。

「え〜っ?まぁえぇけど〜
勿体ないやん早紀美人やのに〜…
あたしの中じゃダントツっ」

可愛いとか美人とか、よく言われる。

「これあたしの中学メンバーのひとり。
早紀に紹介するよぉ」
「ふーん?あたし基本興味ないよ?」
「いーから、ほらケータイっ
赤外線するよ〜っ」
「はいはい」

「ねぇ君たち、超可愛いじゃんっ
俺らと遊びにいかん〜?」
「ドライブだけでもさぁ♪」

ただあたし

「…アレは?くれるの」

「いくら?」

「最低でも2いるよね早紀?」

「や、五万はくれなきゃ」

「五万?!…まぁ2人併せてなら…」
「2人で十万だよ、じゃなきゃやんない。
行こ由佳」

「きゃははっ早紀強い〜っ」
「わかったわかった!
十万な!やるよ!」

「じゃ決まり。行こ、お兄さん」



援交 してます。
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