べいびー☆ぱにっく



言ってから『しまった』と思ってももう遅い



恐る恐る不良さんの顔を見ると


怒っていると思った彼の表情は目をまん丸くして驚いている


「…っは?」


きっとポーカーフェイスのつもりなんだろうけど残念ながら不良さん顔は完全に動揺している



なんか勝てそう…

そんな気がした



「なにがそんなに憎いんですか?」

「うっせーー」


まるで子供だ。


「じゃあ、質問の仕方を変えます。なんで初めて会った人と喧嘩するんですか?」



「………」


「答えてください。」

「…近い///」

夢中になって顔を近づけると不良さんは目をそらす



「答えになってません。」


「だぁーーもう!!めんどくさいんだよ!」


「めんどくさい?」

「ただ寝てただけなのにあいつら喧嘩ふっかけてきやがって…」



「なんじゃそりゃ。子供か?野生動物か?」

「…っなんだと!?」



勢いよく立ちあがった不良さん…

こんなに近くになって初めて気付くこいつ…デカすぎ

いくつだろ?175以上?アタシは156だからめっちゃでかく感じる…

ってんなこと言ってる場合じゃない!!
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