芹沢学園生徒会!
芹沢学園高等部。
そこは私が勉学を学ぶ場であり、必然的に毎日足を運ばなければならない。
いや、足を運ぶというか、足をつけているというか。
細かい言い回しをいちいち気にして申し訳ないが、私はこの学園の敷地内にある寮で暮らしている。
よって、私は否応なしにこの場所にほとんどの時間帯に存在していなければならない。
嫌ではない。
この学園に通うことを選んだのは私だ。
だから文句を言う権利はない。
そんな権利はいらない。
ちなみに、実の家はここから約2キロほど歩いた市内の駅から下りの電車に乗り、7つ離れた駅で乗り換え、そこからまた5つ向こうにあるいかにも田舎という感じの雰囲気が溢れんばかりに漂う古びた駅で降り、そこからさらにバスで30分ほど揺られた後、田んぼに囲まれた砂利道を562歩ほど歩くと着く。
私の家などどうでもよいならば、上の文章は飛ばして読むことを薦める。
…ここに書いても遅かった。