空に消えた恋
家に帰った俺は、
すぐさま自分の部屋に向かった。
そんなとき、ドアが叩かれた。
コンコン
「失礼します。」
「何だよ。」
そう言ってドアの方を見たら
そこには...
「彩愛!?」
「お母様から話は伺いました。
こちらのご主人様だったんですね。」
「まぁな。で、何の用だ?」
「昼は、ご無礼を申し訳ありません。
夜は、ご主人様のお世話をさせて
いただくことになりました。」
「は?」
「早速、紅茶をお持ちしました。」
驚いた俺を気にも止めず
彩愛は、平然としていた。
淡々と紅茶と焼菓子を俺の前に置き
「失礼しました。」
「ちょっと待てよ。」
つい、俺は声をかけた。
そんな俺に対して、
彩愛は、少しだけ動揺していた。
いや、少なくとも俺よりは
平然としていたか...。
「何でしょうか??」
「話しあんだけど。」
「仕事がありますので...」
「俺が言ってんだからいいんだよ」
「ですが...」
俺を避けようとする彩愛に
俺は苛立っていた。