アポフィスの日記(短編集)



先生
スーツ着てるから
カッターじゃ
切れない。



なら
狙う所は
自然とこうなる。



顔面。



適当に
カッターを
振り回す。



先生の顔面から
血が噴き出る。



先生は
後退りする。



後ろの窓は
開いている。



先生はその窓から
落ちました。



ここは4階
下は煉瓦の花壇
即死は
免れない
でしょう。



私が先生を
殺したかった
本当の理由。



それは先生が
私以外の子を
贔屓しているから。



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