サヨナラバイバイ
大切にしていた宝物を無くすように、あの子供の頃のように泣いた。


サヨナラバイバイ サヨナラバイバイ サヨナラ…………


もう何回唱えたのだろう?

私は数えられるくらいしか唱えてないの?


君に言いたい事。


好き とか 離れても一緒だよ とか

そんな甘い言葉じゃない。


「君の教えてくれた呪文効かないよ…?」



ここまで言っても君は分からない。



新幹線の音が響きわたる。
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