氷菓少年は天然少女にかなわない
梨久と佐助が進める交流会、やはりただじゃ終わらない…?
午前の授業をほぼ参加する事がなく、昼休みを迎えた梨久は来る途中のコンビニで買ったおにぎりを食べながらふと佐助に視線をやれば、今だ立ち直れず机に突っ伏している。



かなりわかりやすい。



「くろの鬼ぃぃぃ!人でなし!ひどいと思わない!?」

「佐助はバカ正直すぎるんじゃないの」

「ひど!俊哉〜りーがいじめるよっ」



相変わらずの梨久の冷たい言い草に佐助が俊哉に泣きつく。



いつもと変わらない光景。



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