EMERALD


「原田、お前の声は病人には辛い」

「え?」


美優がみちるの頭をわしづかみにする


「行ってきなよ、日向」

「・・・そうするわ」


イスから立ち上がり、ふらふらと倒れそうになりながら、教室を出ていく


「大丈夫かな・・・」

「世羅だからね」

「原田、黙れ」


冷たい視線を投げかけて、美優は自分の席に戻った







ふらふらと、ふらふらと・・・

倒れそうな足取りで、世羅は廊下を歩いていく


< 319 / 627 >

この作品をシェア

pagetop