EMERALD


隣のみちるが、美優にしがみついて、寒さに耐えている


「離れろ、原田!鬱陶しい!!」

「酷いよ、美優」


意地になってしがみつくみちるを引き剥がそうと、美優がみちるの顔を押しやる


《ちょっと、いいかしら?》

「・・・・・・わっ!外人!!」


声をかけられ振り返れば、ブラウン色の髪の綺麗な女の子


「私、英語は無理!いつも赤点ギリギリなの!!」

「筆記とリスニングは違うだろ?」


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