EMERALD


黒く艶やかな髪よりもっと、美しいBLACK ONYXの瞳

泣いてる子どもを抱いて、笑いかける彼女


親とはぐれて泣いてる子どもなんて、見向きもしない大人たちの中で、彼女は迷うことなく笑いかけた


彼女と迷子の子どもの行く末が気になって、しばらく見ていたら・・・


《ジャン!レオを見つけた》


逃げ出したくなる声を聞いて、レオは慌てて歩き出した

前をちゃんと見ていなかったから


「ご、ごめんなさい」


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