EMERALD
リビングのソファーに、飛び乗るように座るエド
《あの子、いい子だと思うけど・・・》
《それは、友達としての忠告か?》
レオナードの笑顔に、エドが視線を逸らす
《・・・お前は、一国の王子だからな。些細な行動でも、騒がれる。心配してんだよ、純粋に》
立ち上がり、エドはレオナードの肩を叩く
《こういう時は、単純に自分の立場が嫌になるよ》
苦笑いをして、レオナードは湿ったタオルを浴室に投げ込んだ