向日葵‐HIMAWARI‐


「授業は終わったわよ?
今は6時前ぐらいかしら…」



「そうですか。
ありがとうございます」



「あっ!そうだ!
途中で仲摩君って子があなたの
様子見にきたわよ?」



「えっ!?
仲摩君がですか!?」


幸村先生の言葉に心臓がバクンっと動いた気がした。




「「栗野さんの様子どうですか?」だってさ!
もしかして、彼氏さんかな?」


そう言って幸村先生は、フフっと意味ありげな微笑みを残して保健室を出て行った。






< 35 / 56 >

この作品をシェア

pagetop