向日葵‐HIMAWARI‐
「授業は終わったわよ?
今は6時前ぐらいかしら…」
「そうですか。
ありがとうございます」
「あっ!そうだ!
途中で仲摩君って子があなたの
様子見にきたわよ?」
「えっ!?
仲摩君がですか!?」
幸村先生の言葉に心臓がバクンっと動いた気がした。
「「栗野さんの様子どうですか?」だってさ!
もしかして、彼氏さんかな?」
そう言って幸村先生は、フフっと意味ありげな微笑みを残して保健室を出て行った。