私立!皇奏大学探偵サークル事件簿2―君の呼ぶ声―



「みーちゃん!みーちゃんだぁ!」


「みーちゃん!」




どっしーん。




そう言わんばかりの勢いで小さな塊二つが実家から飛び出して来た。



待て待て待て。



気のせいなのかこのデジャウ感。




「深青ちゃーん!遅かったわねあと伶くんも!」

「…なんで知ってるんだろ…」




そう呆然と呟いたのは伶だ。



そう、実家には、可愛い双子の甥っ子と、よくわからない義姉がいたのだ。





なんか先行き不安。




私はそう思わざるを得なかった。








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