ひと夏の経験







「ありがとう…」




と一輝くんから離れると、涙を手で拭ってくれた。




瞳に涙をタメながら笑うと、




「笑うな!無理やり作った笑顔なんか見なくねー」




とまたマンガを読み始めた。




「うん…」





一輝くん、ありがとう。








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