ひと夏の経験






一輝くんは何言わず、私たちの会話を聞いているだけだった。


愛菜は塾の時間が迫ってきて帰ってしまった。



「帰っちゃった…」



うるさかったリビングが一気に静まり返る。



そうだ!
アイス買いに行かなきゃ!!







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