Black★Joker【完結】
「本当に何も知らないのね?」
おばさんは念を押す様にあたしの目を真っ直ぐ見つめる。
「知りません」
思わずゴクリと唾を飲み込んで答えるとおばさんはハァと盛大な溜息をついた。
ようやく諦めたのかもしれない。
ホッと胸を撫で下ろしていると、おばさんは意外なことを言い始めた。
「あの子、不良に脅されてるのよ」
「……え?不良?」
「そう。この間、夜中にバイクがうちの前に止まったの。バイクが走り去るのと同時に優が家に入ってきた。優はバイクに乗る様な子じゃないのに」
おばさんは眉間に皺を寄せて不快感を露わにする。