Black★Joker【完結】
「部屋に行って勉強するから」
僕は母さんと目も合わさずに階段を駆け上がると、部屋に飛び込んだ。
鞄を床の上に投げて、体をベッドに横たえる。
「……神谷……これで終わったと思うんじゃねぇぞ?!」
川上の言葉が未だに頭から離れない。
龍馬もその言葉を忘れてはいなかったようだ。
「メソ男、いいか?もし何かあったらすぐ俺にすぐ連絡しろ」
龍馬はそう言っていたけど、その約束を破る羽目になりそうだ。