彼氏はアイドル!?
「スキャンダルになれば、マスコミの目をおそれて、近付きにくくなる。思った通りだったわ。」

「最初から璃音達の関係を知っていたのね…」

「雪月花…ずっと好きだった。そのために事務所に入ったのよ…。それなのにあんたみたいなブスがチヤホヤされて…」

菜月は立ち上がった。

「誰でもいいわ。絶対手に入れる。」

「そんな本性出しといて、もう無理だろ。」

「言ったらいいわ。信じるかしらね…ふふ」

菜月は昌の胸をつついて、璃音を振り返った。

「璃音ちゃん…ありがとう。マンションにいたおかげでかなり彼らと接触できたわ…。今も英太の部屋にいってたのよ…
明日からも仕事よろしくね」

菜月は不気味な笑みを浮かべると荷物をまとめ、部屋を出ていった…

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