噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「じゃあ……遠慮なくっ!

コハルちゃ~んっ」


タツが、私の唇目がけ、飛びついてくる。


「ぎゃーっ! タツ!

ストップ! スト~ップ!!」






慌ててタツを押しかえした。


唇をとがらせるタツ。


「……え~っ? なんだよ、なんだよ。キスしたいって言ったのは、コハルちゃんだろぉ」


「キスしたいなんて言ってないぃ~っ!

キスシーンの練習したいって言ったダケだよ~っ……」


「ん? オレ、アタマ悪いからわかんな~い。

同じ意味じゃん?」


私を見てニヤニヤするタツ。







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