噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「大人っぽいコハルちゃんも、きっと綺麗だろーケド、オレは今のままが好きだな~」

タツの評価はどーでもいいの。

晴弥は…今日会った時、ホントはまだガキくさいって思ったのかなぁ…。

うう…嫌だぁ。








「お姉さん、お金ないけど…こんな私でも、大人っぽくなれますか?

いつもコドモっぽく見られるのが…コンプレックスなんですっ」

半泣きで彼女に訴えると、フフッと笑われた。

「やだ~、どうせそのうち嫌でも年とるからぁ!そこまで深刻に悩まなくていいよ。

じゃ、今日はコハルちゃんのいいトコを残しつつ、晴弥が好きそーなスタイルにしてあげるね」

「ほ…んとぉですか?」

やった!

さすがプロ。







「任せてよ!あ…でも、晴弥に会わせてあげる事はできないからね。ファンなら尚更。

今日こうやってメイクしてあげるのは、トクベツだよ」

って言いながら、彼女は私の髪をピンで留める。

ケープをかけられ、何か本格的。







いいもん。

晴弥には…

後で自力で会うから。


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