噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
…だよねっ。

「そりゃ寝れないよねっ。もー、お母さんたらねぇ。頭ちょっとおかしいの!

晴弥と同じ部屋で…あんな張り切ったベッド、バカだよねぇーっ」

照れ照れ言う私に、

晴弥の顔も真っ赤に…








と思ったら、

さっきまで浮かんでいた優しい天使のような笑みは消え…

バカにしたよーに私を見てる。








…あれっ?

何で?









「あのなー…誰のせいで寝れなかったと思ってんだぁ?

ブータンがベッド全部占領してっから、寝れなかったっつの」

…へ?






「こーんなに腕広げてな、大の字だぜ?枕二つ使って…

いや、あの寝相には…ヒいた。隣寝たら、いつ殴られるかわかんねぇしな。すぐ退散した」

え。

「嘘、私って…そんなに寝相悪いのぉっ!?」

「悪いなんてモンじゃないだろー。百年の恋も覚めるっつの」

晴弥はそう言うと、私の頭を押さえて立ち上がる。



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