Not Forgiven?
…だけど、うまく言えない。
どう言えばいいのか、分からない……。
「そんなお礼なんていいよ。
あたしたち、親友でしょ?
助け合うのが当たり前じゃない」
「瑠璃……」
「それより、楽しみにしててよ!
今日はとびっきりのサプライズを用意してるんだから」
「…サ…プライ…ズ……?」
「そう、サプライズ。
きっと千夏、すっごい驚くと思うなぁ」
楽しそうな顔で笑う瑠璃の笑顔に、遂に私の涙腺が崩壊し今まで塞き止めていた涙が止めどなく流れた。