Not Forgiven?



現金…というのは、とんでもなくありがたいのだ。



「ねー、ちーちゃんいいでしょ?
慶人もこう言ってるし」

「でも、そんなの申し訳なくて………」

「千夏はそんなの気にせずに、行こ?
夜景は無理だけど、料理くらいなら楽しめるはずだし」

「…それもそうだね」



──…こうして私は慶ちゃんと由稀に説得され、私たちはそのレストランへ食事に行くことになったのだった。


もちろん、稜ちゃんも一緒にね。



< 37 / 308 >

この作品をシェア

pagetop