LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜
「アンタの抱き枕やってくれる女の子なんて、他に腐る程居るでしょうが。」
本当にコイツはモテる。
認めたくはないが事実だ。
それが嫌味な程モテるから腹が立つ！
そうだ、あのラブシーンを展開してた美女が居るだろうがっ！
『ダメだ、ナツじゃないと眠れねぇ。』
おうおう。何だその告白みたいな誘い文句は！
それで落ちる女は数多いかもしんないけど、アタシには効かねーんだよ！無問題！！！
「生徒指導室でキスしてた美女が居るでしょうが。」
思わずそう口走っていた。
チッ、覗き見をバラしてしまったじゃんか。
『…覗き見は犯罪だろうが。』
うるせえ。堂々と盛ってた誠二が悪いっ！それに話をすり替えるんじゃねぇ。
「話をすり替えんな。」
『…アイツはただの前カノだ。』
…聞いてねぇし！
前カノだろうが何だろうが知ったこっちゃねーし！
「だから？？」
『サイズが違う。』
「はぁ？？何の？」
『抱き枕の。』
ドガッ！！！！！
アタシのパンチが誠二の鳩尾にクリーンヒットした。
