LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜


「クレープ食べ終わったし、もう帰るわ。」


休日までコイツと一緒なんて疲れてやってられん。


『ああ帰ろうぜ。』


ええ帰りましょうとも!
別々の家にね!!!


家に帰って来る途中も、誠二は夢見ちゃってる女の子達にガン見されていた。


そんな熱視線には慣れているのか、ビクともしない誠二が心底憎かった。


休みの日までアタシと一緒になんか居ないで、あの前カノとでもデートすればいいでしょうが!


マンションの前に着いて、さっさと自分の家に入ろうとするアタシを呼び止める誠二。


『ナツ、部屋間違ってるぞ。』


って、間違ってるワケあるかーい!!


「アンタはあっちの部屋、アタシはこっちの部屋、分かった?じゃあねバイバイ。」


もう肩が痛いから湿布取り替えたいんだよっ!無臭のヤツに取り替えんだよっ!


『ナツ、来週の夜勤の日、逃げんなよ。』


…何でそこまでしてアタシを抱き枕にしたいんだっ!


本当にコイツの考えてる事は分からない。ドエロ野獣な事だけは確かだけど、何でアタシに必要以上に構うんだ?


あの美人の前カノに相手してもらえばいいだろうが!このスットコドッコイが!



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