いちごあめとキミ

明日へ~エピローグ~

「なー、秋人!!アニ声やって」


「はいぃぃぃ!?」


掃除の時間、絶対にする会話パート1

「そ……そんなの……出来ないよぉっ」


と、精一杯高い声を出す秋人。

「そんなの、アニ声じゃなぁぁい」

決まってこのセリフ。


「じゃあ、これ言ってよ『はぁ? 好きだなんて言ってねぇよ』」


「未羽は話してないで掃除しろーっ、それにそのセリフ!!男に言わせるなぁ」


と、由瀬が言う。


「後で言ってね!!」

あたしが秋人に言う。


「はいはい……」

と、絶対言わない感じに言ってくる秋人。


「ほら!! 掃除やらんかい!」

「ご、ごめーん……」


嗚呼、毎日うるさい……。

でも、こんな日々が続けばいいな、とひそかに思っている未羽でした。

エピローグ「明日へ」 END
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