俺様彼氏と空手彼女
「なぁ、璃依」
「何??」
今までずっと気になってたこと、今なら聞けると思った。
「今から2年前の11月10日日、お前どこにいた?」
あの子と俺が会った、あの日。
今となっては、どうでもいいことだが気になった。
「え…そんなの、覚えてないよ」
「…そうか。なら、いい」
頭にいっぱいハテナマークを浮かべているらしい璃依の頭をくしゃくしゃと撫でる。
「わっ、何よ…っ」
ぜってぇ、離さねぇから。
お前のために、強くなったんだ。
今度は俺が、一生
守ってやる。