つぶやき
2010年8月

01_匿名性

匿名とは本名を隠すこと

インターネットでは常識の
ハンドルネームとか
アバターとか

本名を隠すとは

その場だけでも他の自分になりたい
という願望や
自分とは違う別の世界を体験したい
という欲望や
本来の自分なら言えないようなことも
言ってしまいたいという邪心

そんな非日常を実現してくれる魔法

でも
匿名とは本名を隠すこと
自分を偽ることではない筈です

数日前から漠然とそんなことを考えていました

ツイッターでも本名公表を推奨する方もいらっしゃいます
一億総背番号制が導入されたら
こんな悩みも過去の夢物語となるやもしれません
ある意味
大切に守っていかないと
無くなってしまう場所かもしれません

野いちごは匿名性の集合体

そこで作品を発表したり
感想を述べたりすることは
果たして
本来の自分を偽っていることになるのか否か
匿名性であるが故に
歪められた部分があるのか否か
顔の見えない
実体のともなわない交流は幻想か否か

わたしにとって
「bikke」はわたしの分身で
野いちごでの記号です

「bikke」はわたしの一部であって
今書いているわたしは
やはりわたしです

わたしはわたしであって
他の何者でもない
そのことに責任をもつことが
匿名性のルールなのだと
思い至りました

それは仮想ではなく現実で
紛れも無く存在する空間です

仮想空間などという
ネットバーチャルの思想を
子供に推奨する訳にはいきませんからね

匿名性のもつ意味と
その責任を
しかと伝えていきたいと思います


そうそう
本日
蝉が鳴いております
< 42 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop