白虎連合Ⅰ





ここは白虎連合専用倉庫。

全体集会の倉庫よりは小さいが、綺麗で使いやすい。

そこの二階は幹部と補佐専用で。

下の連中と親衛隊は入れない。






「青龍と玄武は?」


「西区と東区を今担当してる」


「元々うちは南区やし…北区はどうすんの?」






タバコを吸う英寿くんに聞きながら、私はジュースを飲む。

朱雀が北区を張っていた場所は今空間で。

もしかすると"ghost"が狙うかもしれない。






「北区はゆい、お前が担当しろ」


「はい?」


「一応俺も手が空いてる時担当するから大丈夫」


「…はい」






英寿くんの言うことは絶対。

それに英寿くんは私を見込んでそれを決めたわけで。






私はその使命を護るだけ。








.
< 121 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop