白虎連合Ⅰ
いつの間にか中学三年になり、季節は秋。
今日もまた、私は喧嘩をした。
『ふー…』
公園の広場に横たわる人々。
それを横目にタバコに火をつけた。
夜空は今も嫌い。
星空はもっと嫌い。
今日も空は満天の星空。
『あ、あの子噂の華風ゆいちゃう?』
『はぁ?アイツが?』
『金髪のロングに刺繍の入ったパーカー、絶対そうやん!!!』
ザクザクと近付く音がする。
肩を叩かれ振り向いた。
『あ、』
『あ、』
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