白虎連合Ⅰ









夜中一時。




集合場所の使われていない倉庫には数えきれない程のバイクに、数台のベンツ。

バイクのライトは辺りを照らし、倉庫の周辺だけは明るくなっていた。




沢山の族が座り込む中、私達白虎連合が到着する。

睨みを効かす者、尊敬の眼差しで見てくる者、人それぞれ。






「ゆいさん、着きました」


「うん、ありがとう」





バイク集団の中心にいる英寿くん、雄大くん、私。

順番に降りて、私は当然三番目に降りた。

腕を上げ旗を卸させ、英寿くんと雄大くんに着いて歩き出す。






そして倉庫のシャッターの前で立ち止まった。








.
< 39 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop