乾柴烈火 Volatile affections
5時をすぎれば、

いつも通りホームへと場所を移す。

ソファーでぼーっとしていたら、

「志保ちゃん?」

と声をかけられたので目線をあげると

そこにいたのは鈴木さんで、

「こんばんは」

と挨拶した。

鈴木さんは隣に座って、

「お好きな飲み物を頼んでくださいね」

というので

彩と私は素直にその好意に甘えた。

先週、

私をドロップに連れて行ってくれたのは

他ならぬ鈴木さんで

もちろん私はその後でセックスをしたし

彩と鈴木さんが

One night standで

数ヶ月前にセックスしたことも

当然知っていた。

そして彩も私が鈴木さんと

セックスをした事を知っている。

「踊りましょう」

と私を誘ってきたのは鈴木さんで

私は笑顔でその手を取った。

彩は笑って

「先に帰るわ」

と言って寮へと帰って

何をどうしたらそうなるのか

一緒に踊っていたはずの私と鈴木さんは

いつの間にかホームのソファーの上で

セックスをしかかっていて

スタッフに追い出されて

そのまま彼の家に行って続きをした。



< 94 / 144 >

この作品をシェア

pagetop