餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜☆SECOND☆


そうなの?


そうは見えないなぁ・・・


などと思っていたらいつの間にか家の近くまで来ていたみたい


『ご飯食べていくよね?』


私は玄関の前に立ち止まり、カイに尋ねた


『うん!ミヤの手料理久しぶりだなぁ』


『上達してないけどね』


私の言葉にカイがクスクスと笑った


優しい笑顔で


そんな事ないんじゃない?


などと言ってくれる


本当に・・・カイは昔から人の機嫌をとるのが得意な様だ


『ミヤは先に家に入っててよ』


『いいけど・・・何で?』


よく分からない事を言うカイに首を傾げると


用があるんだ


・・・と、有無を言わせない言葉と笑顔を見せられ、渋々家の中に入った


どうしたんだろう・・・?


何か忘れ物でもしたのかな?


まぁ・・・いいや!


晩ご飯・・・カイが大好きなエビフライでも作っとこうかな?


私は急いでエプロンに着替えて一人で晩ご飯を作り始めた









< 10 / 13 >

この作品をシェア

pagetop