それでもキミを


残ったあたし達。


「どうする…?」


栗原が聞いてきた。


…そんな優しそうなキャラなの?


「ゆっくりなのがいい。」


「…ふ~ん」


…沈黙。


すっごい居心地悪いなぁ…


「…じゃあ…」










アレ、乗る?








と栗原が指をさした。


指の先には…


メリーゴーランド。



こいつ…あたしのこと馬鹿にしてる…。



栗原は少し笑いを堪えていた。



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