破壊的衝動




先輩の時より減った罪悪感、増えた快楽。

首筋に残る、行為の痕。


あいつが見たら、何か言うかな?
言ってくれるかな?

淡い期待。
無駄だって分かってるのに。


もう、ぐちゃぐゃ。



「好きな子、居るでしょ?」

女性用の煙草を吸いながら、まだ寝そべっている俺を見る先生。

そして、気付いている。


「……居ないよ。」

「フフッ、嘘がヘタね。」

「先生もね。」

「私のはわざと。」


もしかしたら先生は、思ったより凄い人?
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