オレの相棒。




大和くんが出て行った後は、やっぱり沈黙。でもそれを破ったのは意外にも永谷だった。


「大和、神風に受けてもらいたいって聞かねんだよな。」


「光栄だね。でも、甲子園本気で狙えるよ。投手層も厚くなるし」

永谷兄弟が居れば、甲子園はぐっと近くなる。打線でも高野先輩と永谷が居れば言う事ないだろうな。


「監督も本気で狙ってるらしい。」

「だろうな。来年の夏、楽しみになるな~。」



「お前…大和の球受けたいのか?」


「まあ。でも小学校の時永谷の球初めて見て、やっぱり憧れでさ。永谷以上の球はそうないと思ってる。」











< 140 / 320 >

この作品をシェア

pagetop