フロックス



「………」



「フレンチは嫌いか?」



「いえ………あまりお腹が…空いてなくて……」



嘘。ぺっこぺこ。
でも……こんなにジロジロ見られてたら食べにくい。



両隣にはメイドさん。



なっがぁぁぁいテーブルの隣には執事さんが四人ずつ立ってる。



………気まずい。



「…そうか。……お前たち下がれ。」



「………」



「聞こえたか?下がれ。」



「はい。」



「…いいんですか?」



莱輝さんの一声でみんなどこかに行ってしまった。



「にちかが食べづらいかと思ったんだが。」



「…………」



ばれちゃいましたか。



「ありがとうございます。」



心の中読まれちゃったのかなぁ?





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