君色の夢に恋をした。


ドンっ!



人気がない屋上の壁に押し付けられる。


私は、そんなことをしてきた女子の集団を冷めた目で見た。



…屋上。


思い出すのは、あの時の光景。


なぜだろう。

あの時と同じ場所と考えると…

嫌な感じがした。



「…なんで、呼ばれたかわかってるよね??」

『……。』



凄い勢いで攻め寄ってくる集団に、私は眉間にシワを寄せた。



…わかるわけないし。


だって私、あなたたちと関わったことないし。


だから、嫌われるようなことはやっていないはずだから。



< 141 / 352 >

この作品をシェア

pagetop