君色の夢に恋をした。
ドンっ!
人気がない屋上の壁に押し付けられる。
私は、そんなことをしてきた女子の集団を冷めた目で見た。
…屋上。
思い出すのは、あの時の光景。
なぜだろう。
あの時と同じ場所と考えると…
嫌な感じがした。
「…なんで、呼ばれたかわかってるよね??」
『……。』
凄い勢いで攻め寄ってくる集団に、私は眉間にシワを寄せた。
…わかるわけないし。
だって私、あなたたちと関わったことないし。
だから、嫌われるようなことはやっていないはずだから。